映画「ユキとニナ」続報 (フランス新聞記事、日本公開予定)
先日お伝えした、大島保克が歌・三線で参加し、ううあ(UA)の歌う「てぃんさぐぬ花(はな)」が主題歌として採用されている映画「ユキとニナ」ですが、先週、日本より一足早くフランスで映画が公開され(日本では2010年新春公開予定)、フランスの新聞各紙等に紹介記事が掲載されましたのでその一部をご紹介します。
ル・フィガロ紙(ウェブサイト)は、Au fond des forêts de l'enfance (子ども時代の森の奥に)というタイトルの記事を掲載、映画「ユキとニナ」を「孤独、悲しみと歓喜といった子ども時代の感覚に浸かり切る」体験と表現しています。
そしておそらく諏訪敦彦とイポリット・ジラルド二人の共同監督作品であるがゆえに、この映画には、離れたり対立したりする両親、二人の少女、フランスと日本、街と自然、リアリズムと幻想、二つの異なる国の森、といった、ペアの片方が反響して入ってこれるような独特の時間と間隔、緩慢さと優しさが存在していると評し、二つの国の風景を混ぜ合わせる二つの森が、もしかすると和解の象徴であり、いずれにせよ沈静化の象徴であり、悲しみと郷愁を乗り越えた受容の象徴となっている、という趣旨のことが書かれていました。Au fond des forêts de l'enfance (www.lefigaro.fr November 9, 2009 )
レクスプレス誌(ウェブサイト)は、フランスで名優として有名なイポリット・ジラルド氏のインタビューを掲載しています。記事のタイトルに、「諏訪敦彦と私は、波長が同じでした」という趣旨のジラルド氏の言葉を引用しています。 Hippolyte Girardot:"Avec Nobuhiro Suwa, nous étions sur la même longueur d'onde" (www.lexpress.fr November 9, 2009)
ルポワン紙は、ユキとニナがふたりとも、映画に登場する少女にありがちな、不自然に良い言葉遣をする、ほろりとさせるような可愛らしさからは程遠く、胸を打つ独特の登場人物として驚くべき繊細なタッチで表現されていると評し、彼女たちが森を通りぬけて映画そのものを幻想的で不思議なおとぎ話の世界へとひっくり返してしまっていることと同様、驚くべきことと賞賛しています。
Yuki et Nina (www.lepoint.fr November 12, 2009)
ル・モンド紙は、失われた子ども時代への繊細な哀歌と評したレビューを掲載しているほか "Yuki et Nina" : ce que ressent l'enfant quand les parents se déchirent (www.lemonde.fr November 9, 2009)、諏訪敦彦とイポリット・ジラルド両監督がどのようにして映画完成まで至ったかを両者のインタビューによって紹介する記事も掲載しています。Un film réalisé par échanges d'e-mails entre Nobuhiro Suwa et Hippolyte Girardot (www.lemonde.fr November 8, 2009)
日本での上映予定は、現在のところ次の通りです:
東京 2010年1/23(土)~ 恵比寿ガーデンシネマ (Tel 03-5420-6161 )
大阪 2010年2月~ 梅田ガーデンシネマ (Tel 06-6440-5977 )
京都 2010年2月~ 京都シネマ ( Tel 075-353-4723 )
愛知 2010年2月~ 名古屋シネマテーク (Tel 052-733-3959 )
福岡 2010年3月~ KBCシネマ (Tel 092-751-4268 )
広島 横川シネマ ( Tel 082-231-1001 )
北海道 シアターキノ (Tel 011-231-9355 )
詳細は配給・宣伝・製作をされているビターズ・エンドのウェブサイトの「ユキとニナ」のページを御覧下さい。
2009年12月14日 ラジオ・テレビ・ウェブ その他







